３月12日（火）高校2年生を対象に、25回生の森雄太郎さん（東京医科歯科大学医学部腎臓内科学テニュアトラック助教）を講師に迎え、約80分にわたってOB講話が開催されました。

先生のご専門である腎臓内科学分野での現在の活動も紹介されながらお話になりました。受験生時代の挫折にもくじけず、東京医科歯科大学に進学し腎臓内科の研究医を目指した日々。腎臓内科の臨床医として病院勤務の傍ら研究を続け、大学院で学位の取得を目指した奮闘の日々。さらにハーバード大学で研鑽を積んでいる最中に悪性腫瘍を患い闘病中も研究を続け、手術後も腹膜炎を発症し死の絶望の淵にたたされた日々。その当時の写真を見て、生徒も「このような困難な日々を克服してきたのか」と不撓不屈の精神に感銘を受けていました。挫折の中から立ち上がり、挑戦した結果ではなく、その過程を精一杯かつ泥臭く努力して楽しむ、小さな幸せを見つけて人生を充実させるという先生の教えには感銘を受けていました。

臨床医と研究医として、クリニカルサイエンティストという新しい領域のパイオニアとして熱く講演して頂いた先輩の言葉を胸に秘めて、待ち受ける「大学受験」に立ち向かう決意を新たにできた１日でありました。